「りゅ…」 「俺は…お前が傷つくのが堪えられない。」 苦しそうに、掠れた声で言った。 顔が見えなくて、どんな表情をしてるのかわからない。 「龍雅…」 「りまには……傷ついて、ほしく…ねぇ……」 「龍雅!駄目だよ、無理しないで!!」 「はぁ……りま…」 私の名前を呼ぶと、顔を上げて私を見つめた。 龍雅の手が肩を軽く掴んだと思ったら…… ちゅっ… 「え…」