ドカッ!!
「菅原!?」
「ま、茉智ちゃん!!」
「一体何人がかりなわけ？卑怯にも程があるでしょ。男なら正々堂々と拳で勝負しなさいよ!!」
ザッ!
茉智ちゃんが空手の構えをして、羽柴くんの背後に立った。
「茉智、おおきに!!」
「もう…あんたはもっと周り見なさい!!」
「次から次へと……調子に乗りやがって!!」
神崎さんは3人を睨んだ。
「よっしゃあ!!一気に片付けたるでぇえ!!」
「ちょっと!!大きな問題に発展させないでよ!?」
「……っつぅ…」
「おい、龍大丈夫か!?」
「鳳、今すぐりまのところに行って!!神崎が何するかわかんないから!!」
「……はっ、わかってるって……ここは任せるわ…」
「「任せとけ!!」」
背中を合わせてヤンキー達と向かい合う茉智ちゃんと羽柴くんの息はピッタリだった。
