「っ、はぁ…」 龍雅の顔は、辛そうだった。 体調悪いのが、悪化したんだ!! 肩で息をして、ダルそうに、辛そうに顔をしかめて周りのヤンキーを通り越して、私の前に立つ神崎さんを睨み付けている。 「なーんだ、体調悪かったんだ?」 「…はぁ…っるせぇ…」 「龍雅……」 「はは、弱ってるねぇ。お前ら、やれ。」 「もうちょっと遊べるかと思ったんだがな、鳳?」 「今すぐ楽にしてやんよ!!」 残りのヤンキーが、龍雅に殴りかかる。 バキッ!! 「龍雅!!」 龍雅にヤンキーは拳や蹴りを入れる。