あと少しってところで、菅原に止められた。 りまは真っ赤になって謝る中、少しイラッとした俺は、舌打ちした。 すると、幸平に言うような説教が始まったわけで… 今日も、穏やかに過ごせると思っていた時だった。 ブォン、ブォン!! ブォン、ブォンブォン!! 昨日、耳に焼きつけたバイクのエンジン音が校庭に鳴り響いた。 嘘だろ…… あいつら……!! 俺は誰もいない廊下を走った。