そして今日。 案の定、みんな驚くわけで、クラスの連中にも大丈夫かと心配された。 やっと馴染んできた教室で、心配の声をたくさんかけられて自然と笑って「大丈夫だ。」と言っている自分がいた。 そして… 「り、龍!!その怪我、どうしたんや!?」 原因の発端である幸平が真っ先に俺に聞いてきた。 知らない連中に絡まれた、と言えば、声を震わせて怒りを露にした。 ……ヤバイ。 コイツは、怒らせたら。 手を出させたら、ヤバイ。 そう感じた。