じっくり観察していると急にいつきくんの目が開いた。 「…うわっ!」 いつきくんはあたしに向かって叫ぶ。 「…おまえ…もえの何やってんの?」 「…いや…べつに何もないんだけど…。いつきくんが教室から出ていくのを見ちゃって…この教室を見つけて…。」 あたしは長々と話す。 絶対へんなやつだと思われているよ…。