「じゃ、気をつけて帰れよ。」 そう言って笑いながらあたしに背を向ける。 あたしも家までくるっと向きを変えて帰る。 いつきくんがヤンキーね…。 しかも同い年だったなんて…。突然すぎてビックリするよ…。 ヤンキーだけど、彼はちょっとだけ違うような…。何か大きなものをかかえているような…。 まさかみんなが知っているとは思わなかった。 さつきも知っているのかな…?