好きかもしんない[完]





ぐらっ





電車が急に発進する。





それと同時にあたしの体も菅田くんのほうに倒れる。






「…きゃっ…。」





「…おっと危ない…。気をつけてくださいね。」





菅田くんの胸の中に倒れちゃったあたし。





それにあたしの目の前には菅田くんの顔が…。





「ごごごごめん…。」





あわててあたしは菅田くんから離れる。