好きかもしんない[完]




「あたしはもう食べたよ~。おいしかったね。もえのはゆっくり食べていいよ。」




そう言ってさつきはあたしたちの後ろの席の斜め前に座った菅田くんたちことをがんみし始めた。





「…ちょっとさつき、そんなに見てたら不信に思われるってば。」





あたしは小声でさつきに言う。





「大丈夫大丈夫。あの四人はどういう関係なのかなって探ってんの。」





さつきはそう言うとまた後ろを見始める。