最後の教科書を拾ってくれたのは…… 「…いつきくん…。」 「よう。どんくせーな。あっ、間違っても俺以外とはぶつかんなよな…。」 いつきくんはそうブツブツ言いながらあたしの横を通って行った。 「ぶつからないよ…」 あたしはいつきくんには聞こえない声でつぶやいた。