「幸愛ちゃんにお話をしてあげよぅ♪」
『昔話みたいなのですか?』
「うーん。まぁそんな感じかな♪」
『聞きたいです♪』
「ある日、一人の男がいました。その男には好きな人がいました。でも、片思いです。その片思いしている相手の女には好きな人がいました。その女は鈍感で可愛くていつも笑顔の女の子です。」
『片思い…。』
「その女と女の好きな人は両思いです。でも、二人共鈍くて両思いと言う事に気づいていません。男は女の笑顔が見たくて協力することにしました。終わり♪」
『何か切ないですね。男が可愛そうです…。最後はどぅなったんですか?』
「結末はまだ分からないよ♪今も続いているからね♪」
『そぅなんですか?てっきり昔話かと思いました…。』
「あはは♪」
『あっ。家ここです♪』
「じゃまた明日ね♪」
『はぃ♪ありがとうございました。』
柊先輩の話
誰の話なんだろぅ?
今も続いているって言ってたよね…?
分かんないなぁ…。
疑問に思いながら
家の中に入った。

