この音を聞くのが初恋だなんて
車にひかれて救急車がきたこんな音聞きたくたかった
千昭君死ぬの?
今死ぬの?
私の前で死ぬの?

医師:心拍数が低下しています

ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

医師:「ご愁傷様でした」
千昭君の母:「千昭!」千昭君のお母さんは、病室に行き千昭君の側で泣いていました。

私は、一人。
廊下の椅子に座っている。
どうしよう

分かんない

けど、私も千昭の側に歩み寄った。

シーンとしている病室の中で、千昭君は目を潰って涙を一粒流していた。

「お母さん、千昭君に触れさせて」
声が振えてしまう
お母さんは、優しくうなずき、席を譲ってくれた。

私は恐る恐る寄った。
千昭君の顔の前へ

その瞬間、体の力が抜け床にしゃがんでしまった。

それでも何とか膝で立ち上がる事ができた。

そして、千昭君の顔に手を差し延べる

ほうを優しく撫でる。

冷たかった

涙が涙で無くなる
涙が血に変わる

そして優しく

別れのキスをした

もう残らないように
消したくて
忘れたくなくて
愛してるから


ありがとう

貴方以外愛せなくしたから安心して
待ってて…