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私は、春田君が好きだ。






たった今、そう思った。


これが恋の芽生える瞬間なのだろうか…。


心臓が、締め付けられるように痛い。

動気も荒いし、きっと、そうなのかもしれない。










…恥ずかしながら、初めての恋である。


だから、良く分からん。




とにかく、気分が悪くなってきたのは確かだ。


目の前の食事も、喉を通ってはくれない。

顔に、熱を感じる。

火照った顔を、彼に悟られてはいないだろうか。





私は、初恋の、パニック症候群に陥っていた。