*********
私は、春田君が好きだ。
たった今、そう思った。
これが恋の芽生える瞬間なのだろうか…。
心臓が、締め付けられるように痛い。
動気も荒いし、きっと、そうなのかもしれない。
…恥ずかしながら、初めての恋である。
だから、良く分からん。
とにかく、気分が悪くなってきたのは確かだ。
目の前の食事も、喉を通ってはくれない。
顔に、熱を感じる。
火照った顔を、彼に悟られてはいないだろうか。
私は、初恋の、パニック症候群に陥っていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…