********* 私は、春田君が好きだ。 たった今、そう思った。 これが恋の芽生える瞬間なのだろうか…。 心臓が、締め付けられるように痛い。 動気も荒いし、きっと、そうなのかもしれない。 …恥ずかしながら、初めての恋である。 だから、良く分からん。 とにかく、気分が悪くなってきたのは確かだ。 目の前の食事も、喉を通ってはくれない。 顔に、熱を感じる。 火照った顔を、彼に悟られてはいないだろうか。 私は、初恋の、パニック症候群に陥っていた。