すき。すき。すき。



そんな私に最初に
話しかけてくれたのが
副会長の優希先輩だった。

優希先輩は2年生のときから
生徒会役員をやっていたので
顔は知っていた。

かっこいい。
素直にそう思った。

…かっこいい。

でも、最初は
ほんとにそれだけ。

それだけだった。