囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~

甘い吐息が俺にかかる。
自分の気持ちを理解してから初のキスは、勿論フレンチなんかで終わらせられるわけが無かった。




タイミングを見計らって、刹那の唇を開かせる。
刹那は怯えることもなく、ぎこちなく俺の欲望に懸命に応えた。




「隼人、見ちゃダメ。行こう?」
「何を見るなって?姐御同様無知な夏乃ちゃん?」
「ちゃん言わないで…!」




幼なじみ同士の部下たちの甘い会話が聞こえた気がしたが、気にしている余裕なんてものは存在していなかった。