ヒカルはどしゃぶりの雨なのに傘もささず、あまり人気のない道路の上に立っていた。 いくら今の季節が夏だと言っても肌に水が当たれば寒いに決まってる。 それでもヒカルは動かない。 何もせずただただつっ立ったまま。 ふっとヒカルは空を見上げていた。 よく見ると目が充血しているように思える。 ヒカルは一つ、ゆっくりと、溜め息をついた。 充血した瞳からは、雨じゃない透明な液体が流れ出てきていた。 「今日も…雨」 ヒカルはそう呟いてその場に倒れてしまった。