「瀬来様!!?」


「相手をしているのは誰!!?」


そんな女子の声で机の上でうたた寝していたあたしは目を覚ました。


「なに?」


一人の女子を捕まえて、聞く。


「瀬来様と紫くんが喧嘩しているみたいなの」


「は?」


ガタンと、あたしが立ち上がったことで、イスが床に叩きつけられる。


瀬来とシキが?