それは君の中の梗が死んだんでしょう?


駄目だよ。


僕の梗は生きている。


人に押し付けちゃダメだよ。


「キミも……ムラサキアオイもそうだよ」


彼の爪の中に僕の皮膚が入る。


肩がヒリヒリする。


「キミなんかには、渡さない」