僕は瀬来藍。 彼女と同じヴァンパイアだ。 彼女と違うところは、僕がこの学校の絶対的存在だということ。 人間の生徒はあまり関係ないけれど。 ヴァンパイアたちは僕に逆らうことをしない。 一人を除いて。 そう、彼女。 柊京。 彼女は束縛を嫌い、自分が不利にならない程度で掟や校則を破りまくり、自由に生きている。 良くいえば、自由奔放。 悪くいえば、自己中心。 今も昔も変わらない、彼女が好きだ。