「あ・・・いや、覚えてないならいいです。」
篤志はしょげた顔。
あれ、気にさわる事いったかな。
「さ、帰ろうか。」
「あ、うん。」
なんだったんだろ。
さっきの心拍数の早さといい、
篤志といい。


――――――・・・
―――・・・
―・・・
「梨乃ちゃんってさー、鈍感?」
「星ちゃんっ、どうゆうこと?鈍感?」
今は教室でおしゃべり中。
星ちゃんと優輝と達也でワイワイ。
「うん、梨乃って鈍感だと思う。かなり。」
「えっ!優輝まで!!!」
「俺も思うんだけど。」
「え!!!達也も?」
鈍感ってなにさ・・・褒め言葉?
いや、そうには感じないし・・・。
どうゆうこと?
「なんかー、天然?なのかなー?」
「うんうん。」
「うん、たしかに。」
「え?え?3人そろってなになに?」
鈍感ってなにーーーーーーーーー!