ひっきーの救世主✝

気付けば教室の前。
篤志は隣のクラスなのでもういない・・・。
「よし・・・。」
―ガラガラガラ
ドアを開けるとみんなの目線が痛い。
怖い・・・怖い怖い怖い・・・。
この空気に耐えられずに急いで席に着いた。
周りから声が聞こえる。

『あいつ帰ってきたの?』
『てか生きてたんだwww』
『え~戻ってこなくてよかったのに。』


やばい・・・負けそう。
泣くな私。
篤志と帰るんだ。

その時、私の席に1人の女の子が
近寄ってきた。

「・・・梨乃ちゃんだよね?」