ひっきーの救世主✝


「ほらね・・・。」
学校に着いた途端つぶやいてしまった。
篤志の周りに女子が大量。

「ねぇねぇ!篤志!今日一緒に帰れない?」
「篤志~!あの子誰よ!」
<あの子>って私のことかな・・・。
「アツ君、彼女できたの?」
彼女じゃないし・・・。
本当にモテモテだな・・・。
すごい。
ていうか、もうそろそろ教室いかないと
やばいんだけど。
「彼女じゃないよ。それに今日は帰れない。あの子は梨乃。」
一回に返事を返す篤志・・・慣れてるな・・・。

「さ、行こう梨乃。」
「う・・・うん。」

私は勇気を出して教室に向かった。