『ただいま』
『おかえり。早かったやん』
『早退してきた。今日、晩御飯いらんから』
『何かあったん?』
『別に。部屋いくわ』
ママごめん。
心配してくれたのに、冷たくして。
でも、今は、何も聞かれたくないねん。
♪~
携帯なった。
翔からや。普通にせなあかんな。
「はーい。翔?どした?」
「今何処おるん?」
なんで、そんなん聞くんやろ?
「家やでー」
「帰ったん?」
「うん」
「何かあった?三年の女が、優の話してたから」
翔も鋭いな。
「何もないよー」
「ならいいや。明日は、ちゃんと最後までおりや。デートするからなあ」
デートか。
デートするんやったら、頑張ろ。
「わかった。また、明日ね」
電話切ったあと、ベットに寝転がった。
リスカしたい。
切りたい。
あー、もう切っちゃえ。
京ごめんなさい。
また、約束破る、
切ったら血が、いっぱいでた。
冷静になった。
こんな事ばっかしてて、いいんかな?
あかんよな。
もう、やめる。
リスカなんて。
