重なった素肌



皐月と日和は駅に居た。


どこか遠くに行くには新幹線しか思い付かなくて、二人分の切符を買い、皐月と日和は新幹線に乗った。


自分達の貯金していたお金や今財布に入っているお金を2人で合わせたら結構あったので、当分の生活は心配無い。


それから携帯は居場所を特定されるといけない為、持ってこなかった。


持ってきたのは2・3日分の着替えと財布、それから必要最低限の物だけ。


血のついた洋服からも着替えて、補導されないように17才には見えないような格好をしてきた。



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