重なった素肌



「あぁああああ!返せ!日和は俺のなんだ!!俺の玩具なんだよおぉおお!」


目を見開き、我慢の限界と言うように叫びながらこちらに近付き、皐月をもの凄い力で突き飛ばすとまた日和の手を掴んでベッドに突き飛ばす。


日和の鼻血がつき、ベッドは血まみれだった。


「日和!!」


起き上がった皐月が叫びながらこちらに近づく。


「近付くんじゃねえ!!お前は目の前で日和が犯されてるのを見てろ!!」


父にはもう、人間としての姿は無く、酷く狂っていた。


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