重なった素肌



「そうだよ!あー代わってほしいくらいだわ本当に。」


紗由美はうなだれて、紙パックの苺オレを飲んだ。


そんな光景をくすくす笑いながら見ている私が居る。


こんな穏やかな日々は変わらず毎日続いて行くと思っていた。

朝は皐月と大地くんと三人でたくさん笑いながら登校して。


お昼になったら紗由美がいつものように両手にコンビニの袋抱えて走ってきて。


こんな当たり前の平凡な毎日を壊したのは私だった。


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