重なった素肌



今日も屋上で大量のお昼ご飯をばらまきながら選ぼうとしていると、屋上のドアががちゃりと開き男女数人の騒がしい声が聞こえてきた。


「めっちゃヤバかったよね昨日!」


キャハハハハ!と言う甲高い笑い声以外にも低い男の声も聞こえてくる。


「誰か来たね‥。」


「うん。誰だろう?」


そう言って振り向こうとした時に後ろから肩をぽんっと叩かれた。


ビックリして肩を震わせ、後ろを振り向くと、そこには皐月が居て。八重歯を覗かせながらニコニコと笑っていた。



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