重なった素肌



おっとりしている者同士気が合って、一緒に居てとても楽しい紗由美は自慢の親友だ。


「さゆ。おはよ」


満面の笑みで挨拶をする私を紗由美はぎゅっと抱き締めながらおはようすぎる!とよく意味の分からないことを言っていた。

とにかく紗由美は毎日早く日和に会わないと気が済まないらしく、今日も

「あと少し遅かったら下の玄関まで迎えに行こうと思ってたんだからね!」


と言いながらほっぺたを膨らませていた。



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