* * * 「薊お嬢様、瑠璃様がいらっしゃいまし……。」 ガチャリとドアが空いて、顔を見せた要さんが固まったのが見えた。 「あ、要さん、大丈夫ですよ♪」 「明日香、これは何ですか…?」 「要さん!るーくんはまだ入れないで!!」 「お嬢様それはダメです〜♪瑠璃様を待たせてはいけませんよ♪」 結局お嬢様は、私の着ていた、否、着させられていたメイド服を着たのであった。