「大丈夫だよ、朝だってちゃんと来れたし!」

それもそうだった。

「高等部の校門見つけるの大変だったんだけどさ~」

急に不安になった。

「でも、中等部の校門見つけられれば帰れるって!」

ここまで馬鹿なのにどうして生きていけるんだろう。

「……りんちゃん、中等部の校門が見つかるまで学園の周り歩くんだよ?」

「うん!わかった!」

凄く心配だ。

「じゃあ、あざみんも気をつけてね!」

「あ、うん」


って私は要さんの運転だし。

と言おうと思った時には、りんちゃんは既に走り去ってしまった後だった。