所謂、渥美一家は由緒あるお家柄。 ……綺麗に言えばこんなものか。 昔からの金持ちってハナシさ。 そして昔から蔵元一家つまり薊の家との関係が深い影響で、俺らは幼なじみなのだ。 唯一無二の本当の俺を知ってるのも薊だけ。 俺の本当の姿なんて……見せて得するもんじゃない。 それでも小さい時から変わり者だった薊には知られてもいいような気がした。 「るーくんはるーくん。どんな性格でも、ねっ?」 いつか俺について訊いてみたがこんな調子だった。