私こそ光る☆君~番外編②~

『そっ、そういえばもうすぐ清龍の誕生日だよね。 清龍は何の日だったの?』

「たっ、たしか明後日だったよな?」

「あっ、このページみたいだよ!?☆」


3人して背中に冷たいものを感じながら、カレンダーをめくると……。



朝食の席で、白いワイシャツに身を包んで新聞を読んでいる清龍の写真が姿を現す。



「……普通だな」

「……びっくりするくらいフツーだねぇ☆」


一瞬の沈黙の後、ポツリと感想を洩らす。


予想外の平穏な日常そのものな写真に、決壊寸前だった由依の涙も止まったみたい。


グッジョブ清龍!



『シンプル・イズ・ザ・ベストってこのことを言うんだよ』


由依の写真も、遥の写真もとんでもないお金をかけただけあって良かったけど、それは謂わば作り込まれた美しさ。

清龍のは自然なんだよね。


4月6日は新聞を読む日、白の日、城の日、北極の日、コンビーフ記念日か。

だから、白いワイシャツで部屋の内装も白を基調としたイメージなのかな?

爽やかな朝って感じでいいね。



「あーっ、今のセイくんカレンダーとそっくり! ☆」


指を差して言う由依の声に振り向いて確認すれば、 確かに清龍がカレンダーと全く同じ姿勢で新聞を読 んでいる。


あっ、首傾げた。



「ぶっ、まんま素の写真かよ」

『清龍らしいけど…クスッ』

「おっかしいね~☆」


「……?」


笑われた清龍がさらに大きく首を傾げる。


「……ふっ」


これにはさすがの紫水も口許を綻ばせた。



4月6日の誕生日・福寿草の花言葉って永久の幸福って言うんだって。

一足先に幸福を運んでくれたのかな?



『ありがとう、清龍』




おしまい☆