「あ~!!蒼くん発見!」

「はいはい。・・・はぁ。」

「よく飽きないね、莉子ちゃんも。」

一生飽きないもん。


・・・今は、お昼。
友達の美沙とカンナちゃんと私で教室でお弁当を食べている。

しかもここ、私たち2年3組の教室の前を蒼君が通った。

・・・と言うことはだ。


「んじゃ、役目はたしてくるね!!」

「「・・・いってら~」」

なによその、期待してないみたいな声。

そう思いながら教室を出た。