夜12時このぐらいの時間なら起きても寝てもいないと思いお兄さんの部屋の扉を開けた。


「真っ暗、まーいいか」

俺は、お兄さんのベッドに潜り込んだ。

ゴソゴソと入って行くとお兄さんの身体が直ぐそこにあった。


俺は、気合いを入れお兄さんのモノに触れた。

「わ…勃って無いのにおっき」

俺は、小声で呟くとお兄さんのモノをズボンの上から少し触った。


ズボンの中に手を入れ下着の下へ手を入れ手の親指と人差し指で輪を作りそれを上下に動かす。

それにゆっくりと強弱をつけていく。

するとお兄さんのモノはおっきくなっていく。

俺はお兄さんの寝込み襲ってるのに手で触れるだけでは物足りなくなってしまったお兄さんの声を聞くまでは。

「ん…?隆司…」

え?お兄さんの声…

「隆司…もっと」

俺は、隆司じゃない。

そうあたまで思っていた。

「…えっかっ湊汰!」

どうやら俺は、頭で考えるあまり、手を止めてしまっていた様だ。

「お兄さん…あの」

「っ!知らねーよ。」

お兄さんは、何処かへ行ってしまった。




「お兄さん…たかしって誰?」

俺は、お兄さんの帰りをお兄さんの香りがするベッドで待った。


だがお兄さんが朝方になっても戻ることは、無かった。




「あれ?朝だ。」

俺はどうやらそのまま眠ってしまった様だった。
「ご飯…」

そう思いベッドから降りた時だった。一枚の紙が一緒に舞った。

「“仕事に行って来ます”」


俺は、部屋の扉を開けたがもうお兄さんの、姿はなかった。




お兄さん…“隆司”って誰?
そのことばかりが頭の中で回っていた。

1人に…独りにしないで―。

俺は、そのままお兄さんのベッドに倒れ込んだ。