まさかの、初日から遅刻…


最悪だ―――…




「じゃあ、行くわ」




神崎連が歩きだすと、あることを思い出し



「まっ待って!!」



私は呼び止めた


「…何?」


「あ、あの――――・・・。」



一向に言わない私に先輩は



「早くしてくんない?」



ドキドキしながら、勇気を出して





「こっ校舎って…。ど、どこですか?!」




こうして、高校生活の始まり方を私はしてしまった…