生徒会室に行きたくないよぉ……。
「決まっちゃったんだから、しかたないでしょ?」
「それはそうなんだけど……」
あたしは食べ終えたお弁当箱を片づけながら、ガクッとうなだれる。
「……まぁ、がんばって!乃愛が滝川くんに助けてもらったのが悪いってことで」
「それは言わないで!」
滝川くんに助けてもらったときのこと思い出すと、キスされたことまで蘇ってきちゃうから!
「はいはい。さて、そろそろチャイム鳴るし、教室戻ろ?」
「うん、そうだね……」
あたしは思い腰を上げて、明菜と一緒に屋上を後にした。
メニュー