あたしの肩に手を置いたまま、そう断言する滝川くん。
え?……は?え?
副会長は、あたし……?
「……は、はあぁぁぁ!?」
「るせっ……」
驚きのあまり大声を出すと、滝川くんが顔をしかめた。
いやいや、待って!
副会長があたし!?
なにかの間違いじゃないの!?
「無理無理!絶対、無理!」
そんなの、あたしにできるわけない!!
「……というか、まずどうして副会長がいないの?!生徒会に副会長へ必須でしょ!」と、もっともなことを聞いてみるけど……。
「副会長だったヤツが、いきなり辞めちまったんだよ。選挙やるのもダルいし。そしたらタイミングよく乃愛と会って……。まぁこの学校、生徒会に学年関係ねぇし。乃愛でいいか、ってなった」
滝川くんぐペラペラと理由を述べるから、あたしの頭はパニック寸前。


