むしろ、あたしのほうが偽りの彼女をやめさせられるかハラハラしてたし。 「だって俺のこと嫌ってたし。しかもクレープ食いに行ったとき、好きなヤツいるって話したら『うまくいくといいね』とか言いやがるし」 あれはけっこうこたえた、と言ったところで滝川くんはキュッとマフラーを結び終えた。 「だって……好きな人いるなら、応援しなくちゃって思って……」