「……っはぁ」 しばらく走り続けて、だれもいない路地裏で足を止めた。 ここなら人気もないし、見つかることはないだろう。 とりあえず息を整えて、少し落ち着いたら家に帰ろう。 そうすれば、明日から新学期までもう滝川くんの顔を見ることもない。 冬休みの間にちゃんと気持ちの整理をつけよう。 ……そう、決意したとき。