最終的に決めたのは、最初に手にとったものだった。 店員さんの後に続き、とうひとつあるレジへ急ぐ。 “好き”って言えなくても……これを渡せたら、いいや。 「ありがとうございましたー」 会計が終わってお店の外へ出ると、先に会計を済ませていた滝川くんが入り口のところで心配そうな顔をして待っていた。