「わっ……」 人混みの中、いきなり走り出したからか、すれちがう人の肩とぶつかってしまった。 その拍子に、少しよろめく。 「す、すみません!」 「いえ、こちらこそ」 ぶつかった年配の男性に謝って、滝川くんのとなりに急いで駆け寄った。