「じゃ、そこでいいか」 「え、でも悪いし……」 「なにか問題でもあるわけ?」 「な、ないけどっ……」 慌ててそう言うと、「じゃ、決まり」と言って滝川くんはカバンを方にかけた。 「ね、ねぇ。そこって、ホント女の子しかいなくて!滝川くん、絶対浮くと思うよ?」 男の子がいたとしても、ごくまれにだし。