「ちょ、おいっ…なんで泣いてんだよ?」 目に涙をためたあたしを見て、滝川くんは困ったように眉尻を下げる。 「……っ」 「あー、もう!どうなっても知らねーからな!とりあえず中入れ!」 諦めたような口調で、滝川くんはいきなりあたしの手をグイッと引っ張り、家の中に招き入れた。 「わっ……ちょっ…」 は、入っていいの……?