「友達です」っていうのもなんか違うし……。 「彼女です」? でも、滝川くんの本当の彼女じゃないしなぁ。 「生徒会でお世話になっているものです」っていうのがいいかな……。 「ふぅ……」 あたしは一呼吸おき、覚悟を決めてインターホンに手を伸ばした。 ───ピーンポーン… ただインターホン鳴らすだけなのに、指が震える。 滝川くんの家、だからかな……。 う〜……緊張するっ。