【New】スイートな恋をめしあがれ♡



「無理やりなんて、あたし、生徒会とかそういうのには興味な……」と、そこまで言いかけたとき。



「あんたなんかいなくなればっ……」



「へっ?」



それまで黙っていた黒縁メガネの子……たしか、同じ中学だった北内さんが、あたしに向かって思い切り手を振り上げてきた。



も、もしかして……ぶたれる……?



「ちょ、ちょっと……!」



まさか手を出されるなんて思ってもみなくて、あたしは動揺する。



暴力反対!



「あ、あたしになにかしたって、どうにもならないじゃない……!」



「あんたが悪いのよ!」



そして、北内さんがあたしの頬めがけて、手を振り下ろしてきた。