YONAGO-LOVE STORY【5】

『ミカ…てめぇ…男か…ヤったんだよなぁ…このクソアマ!!真実だけ言えや』

ブチブチッ…!

オレの中で

何かがキレる音が

ハッキリ聞こえたんだよ。

女を押し倒し頭を押さえつける。

女も抵抗する。
『何すんだよ!この変態野郎!』

2人が暴れだす…

ギシギシと凄まじい音で悲鳴を上げ続けるベッドの上で、

怒りと悲しみのあまりオレは狂乱する…。

ヤツの上に馬乗りになりながらベルトを外し『くわえろ!』『飲めゴラァ!!全部だぞ!』命じた…

普通に気持ちは良かったぜ…(泣)出るまで大して時間もかからなかったし…オマエを誰にも渡してたまるか…!

オレだけの女だぁぁ…!

そんなオレは何も持ってねぇ。でもマジで惚れ生涯を誓った女であることに変わりはなかったから

ただ一途に

ただ純粋に愛する…

その心だけは

大事に持ち続けてきたんだ。

こんな事態になってても…

嫁を他の男に渡したくない思い一筋だったんだね…

マジすげぇ悲しい思い出… ただただ悲しい

しかもなぜ、あの過去が今頭を過るんだよ!?涙こらえてずっとオレは

娘の体を包み込むように

抱いてた…そしたら…

寝ちまったな…。

オレは娘の寝顔を見ながら…

…いいオヤジになりてぇ!!
なにがあっても!!