YONAGO-LOVE STORY【5】


電話は顔が見えねぇ物。

途中で黙られたり

沈黙になっちまうと、

嫌だな。

オレはコイツに問いかける。


「いずみ?真香たちが?なんだよ…?」

「う~ん…妬けちゃう…かな」

「血を分けたオレの宝さ!奴らは

1番にくるのは当たり前だろ?」

こうして…色々と話題は出てくる。

いずみとは普段離れてるけど

さすがに今は
時間帯が時間帯ってのも
あるからね。

オレらは

少しの時間でも

お互いの声が聞けたら

幸せだよ。

少し話してわりと早くに切るよな。



「孝次おやすみ…2人に宜しくね」

「おゥ☆」

…で

たまにこう言ってやるんだよ。

いずみ

お前に

「好きだからな!いつもお前を思ってるぞ」