「えっ…何で蓮…あっ…。蓮ごめん。あたし…熱…ないよ…。」

「はぁ?」


「春にぃ…が…」


「はぁ…。春樹かよ。まぁ…よかった小春に熱なくて…。」


「小春ー。誰?」

そう良いながら、私服へと着替えた春にぃが来る。


「おぉ…蓮。悪いな嘘ついて…母さんが蓮に会いたいって…」



「……それだけかよ。小春以外のことで俺を呼び出すな。」

「悪かった悪かった。」


パタパタ…

と足音を響かせて

ママが来た。

「あら…あなたが蓮君…さぁ…あがって。小春あなたのお部屋に通してあげなさい」

「はぁ?ちょ…何言ってんの?ママ。」


「あら…いいじゃない…蓮君みたらママ体調悪いの直っちゃたし。せっかくだからご飯食べてって…」


「…ですが…」

「……蓮。ママ、いいだしたら聞かないから…。」


「分かった。じゃあ小春の部屋で待たせてもらうよ。」