「ねぇお父さん。」
至って普通な質問を父親に投げつけた。
「この話面白いと思わない?」
父親はめんどくさそうな態度で私が渡した本の内容をさらさらと読んだ。
まぁ、読んだと言っても冒頭だけなのだが。
「んー、よく分からない話だなぁ。
最初しかよんでないけど、俺が好みそうな話じゃないよ。」
「じゃあ、私があらすじを教えてあげるよ。
とりあえず、登場するのは・・・。」