バンっ!!

どこかで勢いよく開く扉の音がした。
「・・特別クラスじゃね?」
そう言うと俺らは走り出した。
教室に着くと、例の彼女が後ろに突っ立っていた。
「ほんじゃ」
友哉はそう言って自分の席に着いた。
「あれ?朝の子じゃん?」
俺がそう言うと彼女が振り向く。
「俺は海川俊太。よろしくな?」
「あ、あたしは佐々木奈緒です////」
黒板の座席表を見れば彼女と隣だった。
「ま、隣の席だし、よろしくな」
「え!!!!」
奈緒は驚きといった表情で俺を見た。
「ほら、先生、来るぞ」
そう言って彼女と席に着いた…。